不妊検査について
不妊検査について
- 当院では不妊治療を行う前に、不妊原因を特定し、効率よく治療をするために不妊検査を一通り行います。
- 全ての検査は順調にいけば大体4ヶ月で終わります。
どうして最初に全部の検査をするの?
不妊治療をステップアップする度に、行う検査を増やしていくと、
治療の途中で新たな不妊原因が判明し、検査や治療が後戻りすることも。
個人差はありますが、妊娠にはタイムリミットがあります。
最初に全ての検査をして、なるべく早い段階で不妊原因を特定することが
妊娠への近道なのです。
不妊検査(基本検査のみ)の流れ
1. 初診
現在のお身体の状態、今までの治療内容の確認を行います。
膣内細菌培養検査、超音波検査、子宮頸がん検査など。
2. 不妊説明
妊娠の仕組み、不妊症について、不妊症の原因についてスタッフより詳しい説明をします。
3. 血液検査
クラミジア抗体検査、感染症、風疹抗体検査、抗ミューラー管ホルモン(AMH)など妊娠に関わるものについて血液検査で調べます。
4. ホルモン採血(生理3~5日目頃)
妊娠するための大事なホルモンの血液検査です。
FSH、LH、T、PRL、TSHを調べます
5. 子宮鏡検査(生理10日目頃)
子宮の中に細いカメラを入れてポリープなどがないかを見る検査です。
6. 卵管造影検査(生理10日目頃)
お腹の中にレントゲンの造影剤を入れて、卵管が通っているかどうかをレントゲン撮影をして確認する検査です。
7. 卵胞チェック(生理14日目頃)
排卵の準備が整っているか(良い卵胞が育っているか)を見ます。超音波(卵胞・内膜)、尿LH検査、女性ホルモン採血など。
8. 排卵後検査(生理21日目頃)
排卵を完了(卵胞破裂)しているかどうか調べます。
超音波(卵胞・内膜)、黄体ホルモン採血など。
9. 治療方針決定
全ての検査結果を確認し、患者様に合った治療方針を決定します。
ご主人の不妊検査の流れ
1. 不妊説明
奥様とご一緒にご来院ください。
2. 感染症検査
B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、梅毒、エイズウイルスを調べます。
奥様と生まれてくるお子様を感染から守るためにも必ず受けて下さい。
3. 精液検査
男性因子の50%を占める、最も頻度の高い原因です。
精液検査は必ず行いましょう。
4. ホルモン検査
テストステロン(男性ホルモン)、FSH(更年期で上昇します)、亜鉛(不足すると精子が悪くなります)を調べます。
5. 治療方針決定
奥様とご一緒にご来院ください。
検査の結果、異常が見つかった場合は、治療や精密検査が必要となりますので検査期間は予定より長くなります。
ご予約がいっぱいで、希望の時期に検査ができず、検査予約が来月に伸びる場合があります。
ご了承下さい。