アートクリニック産婦人科 栄町 福島 福島市 産婦人科

 ・治療 Q&A

不妊治療Q&A

 

排卵誘発剤って怖いイメージがあるのですが…。

  • 排卵誘発剤の成分は卵子を育てるFSH、排卵を促すLHというホルモンなので排卵誘発剤を使う=体に足りないホルモンを補給するというイメージになります。
     
  • 排卵誘発剤を使ってお身体が太る、むくむ、というわけではなく、お身体がみずみずしい状態になるということです。 

 

すぐIVF(体外受精)をやりたいので、今月これから出来ませんか?

  • IVFを受ける前の月(周期)にはお身体のホルモンバランスを整え、成功率をアップさせるために、大体2~3週間ピルなどのホルモン治療を受ける必要がございます。
     
  • ピルなどの前治療開始が出来るかどうかは、IVFの予約状況と患者様のお身体の状態によります。時期によっては予約がいっぱいの場合もありますので、診察の際にご確認ください。
     
  • 予約状況確認後、患者様のお身体の状態が良好な場合は、生理3~5日目に前周期の治療を開始します。それまでに夫婦カウンセリングと同意書の提出を必ず済ませてください。

 

ホルモン治療で行う注射の量を決める元になるのは実年齢ですか?AMHですか?

  • AMHは卵の数、実年齢は卵の質を表すので、両方総合して判断して注射の量と種類を決めます。他院や当院で、すでに治療を行っている場合、その結果も大事な判断材料となります。
     

OHSSの入院先は?

  • 状況により、医師より連絡いたします。軽症の場合は、毎週木曜日に外来をしている大原病院となります。重症でICU(集中治療室)への入院が必要な場合は医大病院となります。
     

受精障害があるかどうか、他の検査でわかりませんか?

  • 残念ながらIVFでしかわかりません。IVFはとても大事な検査でもあるのです。
     

IVFする場合、現在飲んでいるお薬は中止しなければいけませんか?

  • 患者様のお身体の状態によりますので、診察の際に医師にご確認ください。
     

受精障害の場合、精子を良くするために、何か治療はありますか?

  • 受精障害の原因は複雑で、ハッキリしたことが分かっていないため、現時点で受精障害を自然受精させる治療法は確立されておりません。また、ICSI(顕微授精)した場合の受精率・妊娠率が非常に良好で、治療目的が達成されてしまうため、あまり研究も進んでいないのが現状です。
     
  • 受精障害は精子に60%、卵子に40%の原因があると言われており、必ずしも精子が悪いから受精障害になった、という訳ではありません。旦那様の採血検査でホルモン異常や亜鉛不足などの異常があったり、数や運動率などの精液所見が悪い場合には内服治療をお勧めしております。
    受精障害の原因を特定し、根本から治療するのは非常に難しいので、IVFをしたことによって不妊の原因がはっきりした、と前向きに考えることが大事だと思います。

 

仕事と不妊治療の両立 Q&A

 

仕事をしながら通院すると、なかなか治療が進まないでしょうか?

不妊症の検査や治療の多くは月経周期に合わせて行いますので、会社の都合等で定期的に通院できないとなると、なかなかスムーズには検査や治療が進まないことも事実ですが、当クリニックでは患者さまの生活スタイルに合わせるよう、診察時間や診療日にも配慮して診察を行っています。
また、待ち時間を軽減するための予約システムや土日診療を行っており、仕事と不妊治療との両立を提案しています。

 

仕事を休まなければならない治療はありますか?

  • 体外受精での採卵当日は、静かにお過ごし頂くためにもお休み頂くことをお勧めしております。
    採卵の順番にもよりますが、大体12時頃にはお帰り頂くことが可能になります。
     
  • また、個人差がございますがホルモン治療などで体調を崩した場合などは、安静をお願いする場合がございます。
    詳しくは、来院された際に、医師、スタッフにお気軽にお声をお掛け下さい。
     

ホルモン注射に毎日、通院しなければいけないのでしょうか?

  • 不妊治療では排卵誘発・卵巣刺激のために注射を打ちます。
    注射のために何度もご来院頂く事は、仕事をしながらですと負担と感じられる方もいらっしゃるかと思います。
    その負担を軽くするため当クリニックでは自己注射を選んでいただけます。