アートクリニック産婦人科 栄町 福島 福島市 産婦人科

 

今さら聞けない!女子のキホン

おりものについて

おりものは、子宮につながる子宮頸管や膣から出る分泌物が混ざったものです。
おりものは大人の女性であれば、必ず誰もがある生理現象ですが、下着が汚れるし、ニオイも気になるし、マイナスイメージのあるものだと思います。
しかしながら、女性の体にはなくてはならない働きや役割を担っています。

 

おりものの変化は、病気を疑うことだけではなく、健康のバロメーターとしての役目もあります。
正しい知識をぜひ身につけましょう。

わからないことや疑問に思ったことは来院された際に、医師、スタッフにお気軽にお声をお掛け下さい。

 

 

 

 

おりものの働き

おりものは女性の身体にとって必要な、2つの役割を担っています。

1. 自浄作用
膣内は子宮や卵巣につながる非常に大切な部分である一方、外部ともつながっています。
雑菌なども入りやすいのですが、その侵入や増殖を抑える役割をはたしているのが、おりものです。
おりものは膣の中をきれいに保つ力を持っています。

2. 受精の手助け
射精された精子は膣内を通り体内へ侵入しますが、膣内が酸性に傾いているために精子にとっては厳しい環境となっています。
しかし、おりものがあることで精子は守られながら、スムーズに移動することができるのです。
特に子宮の出口から出るおりものは精子がスムーズに到達する役割も担っています。

 

正常なおりものって?

正常なおりものの色は、個人差はありますが、透明に近いか白っぽい色。
下着などに付いて乾くと薄黄色に変色します。

臭いは微かに甘酸っぱさがあることもあります。
この臭いの元はデーデルライン桿菌という善玉の乳酸菌です。

おりものの量は心身の状態によって増減しますが、正常な状態では卵白のようにツーッと伸びて、ポタッと落ちます。

おりものは腟の中を酸性にして適度に潤すことで、腟からの外敵の侵入を阻んだり、性交渉の準備をしたり、妊娠しやすい状態を作ったりする大切なものです。
これを腟の自浄作用と呼んでいます。

 

おりもののケア

おりものが気になるからと言って、腟内をビデなどで頻回に洗浄し過ぎてはいけません。
腟の中を守っている大切なデーデルライン桿菌まで洗い流してしまい、かえって雑菌の繁殖を促す結果となってしまい、炎症や病気を招いてしまうことになります。

日頃から、入浴時などに腟を清潔に保ち、おりものの状態をチェックするのは大切ですが、洗い過ぎて逆効果になってしまった、ということがないように気をつけましょう。