アートクリニック産婦人科 栄町 福島 福島市 産婦人科

AMH について

AMHとは?

AMHとは抗ミュラー管ホルモンの略で、卵巣にある予備の卵胞(前胞状卵胞) から分泌されるホルモンです。



AMHの値は、卵巣内にどれぐらい卵の数が残っているか、つまり卵巣の予備能がどれほどかを反映すると考えられています。
卵子が残り少ないほどホルモンが低下するので、大体の卵巣年齢がわかります。
その為、AMHは不妊症治療領域では近年話題になり注目されてきています。


 

卵子についての正しい知識

AMH(卵巣年齢)をどうして知る必要があるか、それは正しい卵子の知識を知ることからわかります。

女性の妊娠にとって必要なのは、卵子の「質」と「数」です

妊娠するためには、「質の良い卵子」が必要です。
年齢が若いほど卵子の「質」が良い(※)ということは、最近よく知られるようになってきましたが、
妊娠のためには身体の中に卵子の数がどれだけ残されているか、つまり卵子の「量」も忘れてはいけない大切な要因になります。
(※)卵子の質には個人差があり、年齢が高くても比較的質が良い卵子をお持ちの方も稀にいらっしゃいます。

身体の中にある卵子の数は決まっていて、増えることはありません

卵巣では卵子は作られておらず、生まれる前に作られた卵子が保存されているだけです。
したがって生きた卵子はどんどん消滅して、年齢とともにどんどん減っていきます。
その数は年齢以上に個人差が大きく、いざ子供が欲しいと思った時に卵子がないということが
おきます。
 

1回の生理で減る卵子は一つではありません

1回の生理で排卵されるまで育つのは、通常1個の卵子ですが、この1回の排卵に向けて育つ過程で
1000個程度の卵子が身体の中で消失・吸収されていきます。
つまり、1回の排卵あたり、卵子は1000個程度減るということになります。
 

 

AMH=妊娠率ではありません

よく誤解されるのが、「AMH値が低い=妊娠率も低くなる」と思われがちなことです。
たとえばAMH値を測っていないから知らないだけで、実はほとんどゼロに近い数値でも自然に妊娠・
出産している人はたくさんいます。
受精卵さえできれば、その人の年齢なりの妊娠率はきちんと出ます。

重要なのは、その受精するまでの利用できる卵が残っているかどうかが問題で、その卵が残っている かどうかを判断するのがAMHの測定なのです。

卵の数が少ないということは妊娠率が低くなるということではなく、不妊治療をできる期間が限られ てくる、ということを示すのであって、「AMHが低いからほとんど妊娠できない」ということではありません。
 

 

AMH Q&A

どうやって検査をするの?


 
  • AMH値は簡単な血液検査で測定することができます。
    当院では不妊検査(基本検査)の中にAMH検査が含まれております。
    当院検査の流れをご参照ください
 

測ってみたらAMH値が高かったので安心ですよね?


 
  • 「AMH値が高い=妊娠の可能性が高い」ではありません。
    妊娠のしやすさは卵子の質に関わり、年齢にも関係します。
    また、AMH値が高すぎる場合は、不妊の原因となる「多嚢胞性卵巣症候群」
    の可能性があるので、注意が必要です。
 

 

AMH値が低かった! 治療できますか?


 
  • AMH値が低かった場合、残念ながら卵子を増やすことはできません。
    AMHは改善できませんが、なるべく値が下がらないようにするためにも、
    アンチエイジングを心がけましょう。
    生活リズムを整え、食事、睡眠、ビタミン摂取が大事になります。