妊娠の仕組み
部位と役割
まずは名前を覚えましょう

- お腹の中の臓器には、妊娠するためにそれぞれの役割があります。
まずは、臓器の場所と役割を覚えましょう。
卵巣 卵がある場所
卵巣はうずらの卵大で左右に1つずつあり、毎月どちらかで卵子を排卵します。
卵管 卵子と精子が出会う場所
卵管の膨らんだ部分(卵管膨大部)で卵子と精子が出会います。
子宮 赤ちゃんを育てる場所
子宮の内側をおおっている粘膜(子宮内膜)に受精卵が潜り込んで着床します。
子宮頚管 子宮の内側と外側を結ぶ管
精子が子宮へ入る入り口です。
子宮内膜 受精卵が着床する場所
妊娠が成立しない場合はこの内膜が剥がれ落ちて、生理となります。
膣 放出された精子を受け入れるところ
出産時はここから胎児が出て行きます。
妊娠に関わるホルモン
ホルモンの役割

- 妊娠するための大事なホルモン。
どこから分泌されていて、どんな役割なのかがわかると、診察やカウンセリン
グの際、先生やスタッフの説明がわかりやすくなります。
FSH(卵胞刺激ホルモン) 下垂体から分泌
卵子を目覚めさせて、卵子の発育を助けます。
LH(黄体形成ホルモン) 下垂体から分泌
排卵の直前に急激に上昇して排卵を引き起こします(LHサージ)。
エストロゲン(卵胞ホルモン) 卵胞から分泌
子宮頸管粘液(おりもの)を増やして精子が入りやすい状態を作ります。
子宮内膜を厚くして、着床しやすい環境を作ります。
プロゲステロン(黄体ホルモン) 黄体から分泌
基礎体温を上昇させて、子宮内膜に受精卵をさらに着床しやすい状態にします。